音速の貴公子

音速の貴公子ことAyrton Sennaの天逝から今年で25年。彼の命日までには仕上げたいなと思って1年前から少しずつ作り始めたプラモデル。

その当時のライバル車も比較のため作っていたので遅れに遅れて半年経過、やっと出来上がりました。1台(1年次)出来上がるといつもの模型店へ搬入。

少しずつ増えていくF1マシンの意図、展示用のプレートに入れた戦績説明、2~3カ月前に気付いた人たちの間では話題になっていたそうです。
ロータス時代のマシン、諸般の事情でモノコックにはあまり変更を施さなかったようで細部を除いて形状に変化はほとんどないですね。実際にマシンの骨格となるモノコックは同じものだったとか。

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マクラーレン時代、いわゆるセナプロ時代ですが勝ってはいたがマシンは相対的に旧態化していくのが手に取るように解ります。既にハイテク+エアロダイナミクスの時代に突入、エンジン+ドライバーの力量だけでは・・・。

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マクラーレン最後の年はカスタマー仕様(セコハンともいう)のフォードエンジン。

パワー差の出なくなる雨のレースでは圧倒的に速かった。その年初めて彼のことが嫌いではなくなりました。それまでは音速の奇行子だと思ってましたもの。

彼の生前最後の優勝レースをオマージュしてフィギュアも乗せてみました。

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翌94年は速いマシンを求めてウィリアムスへ移籍。この年からのハイテク禁止により神経質になった最速マシン。結果皆さんご存じの結末を迎えてしまうことになりました。

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カートはおまけで、シーズンオフのアトラクションで乗ったものでした。


で、実はデビューイヤーのマシンはプラモデルとしては存在しません。レジン樹脂でできた所謂ガレキはありますが、もともと少量生産のためオークションでもプレミア価格。でもって商品の性格上完成しない確率がかなり高いのが実情。ほんとはコンプリートしたいんですが、怪談百物語のように良からぬことが起こるのも何だし。
さ、次のテーマは何にしようかな。って考えている時が一番楽しい。