アドリブ

昨日のことである。毎年恒例の成人病予防のための定期検診に行ってきた。
検査は淡々と進むのであるが、肺と胃のレントゲン、担当の女性の声がやたらと通るので待合スペースでもダダ洩れで聞こえてくる。話している内容、ほぼ変わりなし。

昨年も同じことを言ってたと思う。
検診に訪れる人は言葉を発することもほとんどなく、返事をするくらい。

意思の疎通は存在するのだろうがコミュニケーションと呼べるものは・・・

ふと「この人は1年中「定型文」で仕事しているんだろうな。プライベートな時にも頭の中でヘビロテしないのだろうか?」と考えてしまった。

 

というのも大昔、F1を観戦に行った仲間に「産婦人科の元看護師」が2人いて、
駅で電車を待っていた時に聞こえてきた救急車のサイレンに反応し

A「産気づいたかな?」(この発想がそもそも不思議だが)
B「じゃ、いきますよ~!。ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」
A・B「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ」
A・B「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」(出産時の呼吸法ね、念のため)

とその二人が息もピッタリに遊び始めたのを思い出したんですね。
その時の二人、当時すでに看護の道からは外れ、一人はCAD・CAMのエンジニア、もう一人は管理栄養士だったにもかかわらず、、、習慣というのは恐ろしい。

 

翻って薬局の仕事、患者様からの唐突な質問(脱線ともいう)などで日常的にアドリブを強いられる。でも、おかげで人間的な会話ができているんだよなぁ。

そんな患者様がたに感謝。

 

 

P.S.今までで一番(後から)驚いたアドリブ
「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き」
(出典:新世紀エヴァンゲリオン 第拾壱話「奇跡の価値は」By綾波レイ

後に「シンカリオン」というアニメで(コラボ企画で)ゲスト出演した際にも同じセリフを発し、アスカに「あんたバカァ?んなもん在る訳ないじゃない」と突っ込まれてました。