災害時トリアージ研修

先日、宇都宮の医療救護活動研修会に参加してきました!

ご存知の方がほとんどだと思いますが、トリアージとは、救急・災害医療において、限られた医療資源(医療者・医薬品・衛生材料)の効率的に使用するために、患者さんの治療の優先順位を判断するシステムです。

トリアージカテゴリー】
 ・0(黒)…治療・輸送対象外
 ・I(赤)…再優先・要緊急治療
 ・II(黄)…待機・準緊急治療
 ・III(緑)…軽症・救急搬送不要

と定義されていて、災害時には、写真のタグを必要なところまでもぎって、患者さんの右手につけます。

1次トリアージで、判断する項目は、?歩行、?呼吸、?脈拍、?意識反応の4つ。
1次トリアージでは、1人30秒程度で、とにかく優先順位をつけることだけに専念して、医療資源の振り分けができるように心がけ、その後2次トリアージへと進み、更に詳しく診断や治療を行うことになります。

ドラマなどではよく目にする光景ですが、薬局薬剤師では、なかなか救急の患者さんの目の前に立って、臨床的判断をする機会がありません。
万が一にもあって欲しくない災害ですが、その万が一の時に地域災害医療の一助を担えるよう、日頃から意識しておきたいと思います!