(たぶん)世界一有名な薬剤師、逝く・・・

ドイツのオットー・カリウスという名の薬剤師が先日亡くなりました。92歳でした。

彼は第二次世界大戦において「エース」と呼ばれる存在の戦車兵でした。搭乗したティーガー1が有名(固有の車両がほとんどないAFVプラモデルでも「オットー・カリウス搭乗車」として現在も一部で流通中)。終戦後、薬剤師となり故郷で「虎薬局」を開局。戦争という狂気の中、最前線を生き延びるという落ち着いた性格だからこそ、処方ミスは許されない薬剤師は向いた職業だったようです。

彼の著書『ティーガー戦車隊』の和訳本を読んだジブリ宮崎駿監督が当地まで足を運び、本人から詳しい話を伺ったうえで『宮崎駿の妄想ノート 泥まみれの虎』を描いたのはマニアには有名な話です。

で、このたび彼の搭乗したティーガー1中期型のプラモデルを入手してまいりました。これでもう一人の「エース」ミハエル・ヴィットマン大尉の搭乗した初期型「S04号車」&後期型「007号車」と合わせてカリウス中尉の中期型「217号車」が作れる。

作るのはしばらく先になりますがその模様はいずれ当ブログで。