今年は

 今年は戦車登場からちょうど100周年ということもあり、いつものように作ってみました。
まずは最初の戦車といわれるイギリス軍の通称「菱型戦車」、Mk4。

当時は塹壕(もぐらたたきのような感じ)・有刺鉄線のバリケードを乗り越えるのが主目的だったためこんな形でした。塹壕の中から見る戦車はこんな感じ?

轟音&地響きとともにやって来る鉄のかたまり、怖いだろうな。
 
次はMk4を横目で見ながらドイツがオリジナル化したA7V。

履帯が下半分だけになり現在の形にほんの少しだけ近づきましたが、まだまだ。 当時は内燃機関の信頼性欠如のため専属の機関士まで乗り込みます。Mk4で搭乗員は8名+α。A7Vは大砲・機関銃が多いので総勢18人+α。(降りたら2チームに分かれて野球ができる!?)。装甲も鉄骨構造に鉄板のリベット止め。大砲が一発当たるとバラバラになったらしいです。
 
で、その2年後に登場したのがフランスのルノーFT17。

近代戦車の始祖と言われています。エンジンルームと人間を分けて(それまではエンジントラブルの際はすぐに面倒を見られるように同じ空間にあった)、全方向に攻撃できるように上部に回転式の砲塔を持ちました。でも、攻撃の要としては考えておらず歩兵の擁護用、あくまでも軽戦車扱い。同じスケールだと異様に小さいです。大砲を撃っても「POM!」てな音がしそう。

 Mk4、FT17は当時の日本でも参考用に輸入され、最初の国産戦車八九式のお手本となりました。 後ろが八九式、キャラクターモデルとして作成したので変なスローガンが入ってますが気にしないように。