医師として「生涯現役」を貫き、7月18日に105歳で亡くなった日野原重明さんの葬儀が29日に行われました。
日野原先生がお亡くなりになる1ヶ月ほど前、偶然、職場内の薬剤師さんから日野原先生の本を借りて読むことができました。
太平洋戦争による戦禍、そして、よど号ハイジャック事件、サリン事件の被害者の救護と、様々な時代の節目に接してこられた日野原先生の話は、グサっと胸に刺さるものがあります。
90歳の日野原先生が1/10の年齢である9歳の小学生に対してお話された言葉
「いのちとは君たち一人一人に与えられた時間のことだ。今は自分の時間を自分のために使っていい。でも大人になったら、いつか他人のために時間を使ってください」
に胸を打たれました。
医療という「いのち」と向き合う職種として、ずっと胸に刻んでいきたい一言だと思います。
日野原先生のご冥福を心からお祈りいたします。