うこぎ

うこぎって見たことあります?
うこぎとは、中国原産のウコギ科の落葉低木で、
山形県の米沢地方では古くから食用を兼ねた垣根として
利用されています。茎にとげを持つことから、戦国時代の城下町では
生垣として盛んに植えられました。
4月〜6月頃に、若葉や芽を摘んで、天ぷら、おひたし、
うこぎご飯など、いろいろな調理方法で食べます。
独特の香りと苦味がありますが、最近の調査で、うこぎの葉は
抗酸化作用に大変優れていることが分かり、注目を集めています。
大河ドラマで有名になった戦国武将、直江兼続が米沢に持ち込み、
米沢藩九代藩主、上杉鷹山がウコギの垣根を奨励したとされています。
上杉鷹山は、元アメリカ大統領のジョン・F・ケネディや、
ビル・クリントンから、最も尊敬する日本人政治家と言われています。
(武将の詳しい紹介はまた後の機会に)

このうこぎとの出会いは、米沢の奥座敷小野川温泉に行った時に
お土産屋さんで30cm位の苗を無料で配っていたのを頂きました。
数年で自分の背丈程になり、毎年春に若葉を天ぷらにして食べています。
ほろ苦さがビールにぴったりです。
うこぎは、とても丈夫で育て易い植物です。
増やすのも簡単で、方法は挿し木です。
栃木県ではうこぎの苗を販売しているのを見たことがありません。
毎年、剪定でたくさんの枝がでますので、
剪定枝を欲しい方がいましたらご連絡を・・・