日本薬局学会学術総会へ行ってきました!

先月末に行われた、日本薬局学会の学術総会へ行ってきました。
会場はこちら、パシフィコ横浜

内容は講演・シンポジウムと、各薬局の薬剤師の先生方による口頭発表・ポスター発表です。



今回はプレタール(大塚製薬)のOD錠を開発した静岡県立大学・並木敬之先生のご講演「脳梗塞患者さんのアドヒアランス向上を目指した飽く無き追求」を受講しました。

現在、様々な口腔内崩壊錠が発売されていますが、「手のひらに乗せただけで、その場でフニャフニャになってしまうもの」や、逆に「一包化可能な硬度を優先するために、口の中でいつまでも溶けずに残ってしまうもの」、「フレーバーがキツすぎてしまうもの」など、その特徴も様々です。

並木先生の開発されたプレタールOD錠は、自動分包機での衝撃にも耐えつつ、口の中で水分をさっと吸収するものの口の中で崩壊しきらずに、嫌な後味を残さずに軽い力で飲み込むことができる、という、本当に改良に改良を重ねたOD錠だとのことでした。

これまで、OD錠のフレーバーや一包化の有無についてはできるだけ注意を払っていましたが、OD錠の口腔内での動態までは気にしたことがあまりなかったので、とても勉強になりました。


製薬メーカー等によるブースも出展されており、各社イチオシの製品やパンフレットなどの紹介が行われていましたが、中でも目を引いたのがこちらの「ルビスタ」(杏林製薬)のブース。

これからの時期、流行が懸念されるノロウイルスロタウイルスなどによる吐瀉物の処理に必要なアイテムがキットになった商品です!
薬局内で、嘔吐されてしまった場合の処理はもちろん、急性胃腸炎の患者様に販売し、ご自宅での処理用として備えておいていただけるという使いみちもあります!

サンプルをいただいてきたので、次回の記事で詳しくご紹介したいと思います。

来年の学術総会は京都で行われるので「おいでやす」風なディスプレイもされていました。

来年も、観光を兼ねて京都に行ってみたいですね。